VOL1では、領収証整理の方法について書いてみました。
領収証整理はできても、売上が把握できていなければ計算が出来ません。
「多分、毎月〇〇万円の売上だと思う」といわれても証拠が無ければ会計事務所もお手上げです。
今回のテーマ 売上管理の方法について
売上金が全て通帳に入ってくる方はまだ良いのですが、現金で売上の回収をされている方は要注意です。
業種やその方の規模等にもよるかと思いますが、お仕事をして相手の方に代金を請求する場合には
1 請求書を発行
2 領収証を発行
3 レジ管理
この辺りが一般的です
建設業の方は、請求書を発行せずに取引先から支払明細が送られてくるという事もあります。
ここでのポイントは
請求書・領収証・レジレシート・支払明細、全てにおいて
自分に控えが残るようにして控えを整理しておく事です。
整理の方法は、
日付順にファイルする・レシートの集計表をノートに貼っておく等
見やすくすることがポイントです
そして、
現金売上げの方については、売上金を必ず通帳に一度入金して証拠を作っておく
という事が大切です。
という事は…
お仕事用の銀行口座を一つ持っておくと便利になります。
個人でお仕事をされている方の売上管理で大切なのは、通帳に売上履歴を残すこと。
通帳入金される方については、自動的に残りますが現金回収の方は残りません。
売上管理表を作って管理しなくてはいけないのか?
というご質問を受けることがありますが、あった方が絶対に良いです。
しかし、個人でお仕事をされている方については、会計処理にそこまでの時間が取れない
という現実があります。
請求書控えに入金日をメモ書きしておけば、いつ入金するかは請求書を見ればわかります。
管理表として一覧になっていた方が、回収もれを防ぐことができ、何かと便利ではありますが、
取引先が少ないうちは、省略しても良いかと思います。
請求書・領収証はパソコンで作成しても良いですし、市販のものを使用してもどちらでも良いですが
市販のものについては、控えがセットになっているものを選ぶようにしましょう。