過去2回にわたり、経費の領収証整理、売上管理について書きました。
収入と経費が整理できたので、だいぶスッキリしてきました。
残るは給料です。
従業員さんと専従者(同居ご家族)の給料・ボーナスになります。
年末調整込みで会計事務所に依頼というパターンが多いですが、
毎月の給与支払いはご自身で管理になってきます。
そこで、給与明細の控えが大切になります。
できたら賃金台帳まであった方が良いのですが、なかなかお時間が取りにくいもの・・・
とりあえず給与明細の控えがあれば
給料・ボーナスを何時、誰に、どの期間の労働分を給料としていくら支払ったのか?
が分かります。
給与が振り込みの場合には、通帳に履歴が残りますが現金支給の場合には証拠が残りません。
防犯面から考えても振込が望ましいのですが、現金支給もまだまだ多いです。
給与明細の控え等の証拠が無いと、
本当に給与を支払ったのか?
実際に働いていたのか?
が分からなくなります。
年末調整をご自身でされている場合には、年末調整をした申告書等は1冊のファイルに綴じて
給与関係のファイルを一つ作成するようにしましょう。
ここまで整理できれば、事業所得(お仕事分)の確定申告依頼はかなりスムーズになります。
あとは、医療費が多くかかった年には病院や薬局の領収証やレシート整理を
セルフメディケーション税制を受ける場合には薬局などのレシート整理を追加すれば大丈夫です。
個人的には、個人事業主の方の会計処理はメインのお仕事(事業所得)と、その方の生活設計
をサポートするものであると考えています。
損益計算書は1年間の、ご自身のお仕事の成果を数値で表してくれるものです。
サポート部分に時間を取られて、本業の時間が取れなかったり、
正しい計算ができなかったりするのは勿体ないような気がします。
まだ間に合います。
領収証を整理するところから始めてみて下さい。